ANNE ET VALENTIN

■バイヤーNAOと言えば眼鏡が頭に浮かびますが

眼鏡をファッションとして取り入れたきっかけは何ですか?

 

いきなりカミングアウトになりますが、実は視力がとても良くて眼鏡は必要なかったのです。

しかし、とある眼鏡店との出会いが価値観を変えました。

それまでは縁のなかった眼鏡が、その日から自分のからだの一部になってしまいました。

洋服を選ぶ感覚と似ていて、これをかけてどこに出かけたいか、誰に会いたいかそう考えるのが楽しくて。

こうして眼鏡を次々購入していくうちに、いろんな国のさまざまなデザイナーの眼鏡に触れるようになっていきました。

■なるほど、そういった経緯からアンバレンタインとの出会いはいつだったのでしょうか?

また、出会った時の感情を教えてください。

 

アンバレンタインは眼鏡が好きになってから3本目に買った眼鏡です。

一本目はアメリカの某ブランド。2本目は国産の高級な眼鏡を選びました。

とても気に入っていて、次は自分らしいものを選びたいと思い探している時に出会った眼鏡です。

HPを見て頂くとレディースのイメージが強いと思います。 私が最初に購入した時は今以上にレディースが強かった事が印象的。

だからこそ、自分なりの解釈で堂々とかけてみたいと思っていました。

ディスプレーされている時は、アートな要素を強く感じますがかけてみるとしっくりくるのがアンバレンタイン。

アンバレンタインに出会ってからは、 これぞ自分の眼鏡といった気持ちとなり、その次の月にはまた新たなモデルを新調していました。

今では10本以上もっていて、自分には欠かす事が出来ない眼鏡です。

■ここ最近の眼鏡市場では、クラシックなデザインが主流だと思います。 そんな中アンバレンタインのような全く違うデザインのアイテムをセレクトした理由を教えて下さい。

 

私はクラシックモデルも大好きで、よくレスカの眼鏡やビンテージの眼鏡もかけています。

アンバレンタインに関していえば、クラシックが好きな人にも受け入れてもらえる眼鏡だと感じています。

アートセンスが表現されているので、華やかに映りがちですが数十年後にアンバレンタインのコレクションは、 究極のアートビンテージ眼鏡となっているような気がします。

50年代、60年代のレディースのドレスやワンピースを見るのが好きなのですが、

当時ハイトーンで作られたものが今見ると、クラシカルに見えたり落ち着いて見える事があります。

アンバレンタインは数十年後そうした見え方になる気がして。 想像すると楽しみです。

■今までのセレクトでは男性デザイナーがほとんどだったと思いますが、 アンバレンタインは女性デザイナー。

バイヤーNAOにとって男性デザイナーと女性デザイナーの作るアイテムには何か違いがあると考えますか?

 

特に男性、女性というくくりでは見ていません。

アンバレンタインに関しては、 毎回心を躍らせてくれるコレクションを発表してくれるので期待感で溢れています。

男性デザイナーは迫力、女性デザイナーからは高揚を感じる気がします。 レディースデザイナーとの取り組みは初めてではなくて、

実は一昨年吉祥寺のPARKHOPUSE101のバイイングをしている時に、 アンジェラスコットというレディースデザイナーのシューズをセレクトしました。

■今のHOMEDICTでは、カジュアルからモードの要素も取り入れたファッションを提案していますが アンバレンタインは、どんなスタイルの方に掛けて欲しいですか?

 

全く難しい事を考えずにかけてもらいたいと思います。

私が心から神髄を知っているブランドであり、その中から最も提案したいモデルをセレクトしているので、 どれも自信をもってかけてもらえれば嬉しいです。

スーツやとっておきのコーディネートにはもちろん映えるので、 少し今日はコーディネートがしっくりこないな?

それくらいの時にアンバレンタインをかけてあげるとバランスがとれると思います。

■今の店頭には、眼鏡ブランドではフランスのレスカ・アンバレンタインが並んでおりますが

今後、HOMEDICTのセレクトに加えたいブランドはありますか?眼鏡ブランド以外でもあれば教えて下さい。

 

秘密です。

■もし良ければ、2015AW HOMEDICTはどんなテーマでアイテムをバイインングしたのか少し教えて下さい。

2013年、2014年とお客様のおかげで本当にお店が良い意味で進化する事が出来ました。

2015年は5周年という事もあり、これまでやっていなかった表現をしていこうと計画しています。

少しずつお披露目していきますが、 とにかく期待していて欲しいと思います。 10色展開でバイイングしているものがあったり、

世界にひとつしかない希少な機械で作られているアイテムであったり、 コアな方々が眠れなくなってしまうような攻めたバイイングをしていますよ。

■最後になりますが、8月で5周年を迎えるHOMEDICT。これからのHOMEDICTの未来像をぜひ教えて下さい。

HOMEDICTと関わる事で明るい未来が描ける事が理想です。

世界で一番幸せなお店を作りたい。

そう思います。

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